中国の投資家は、「不動産投資より現金保有」が賢明の時期?=中国メディア

中国メディアの華商網は10月25日、中国の著名エコノミストである馬光遠氏がこのほど、「中国の住宅市場は今なお供給が需要を上回っており、住宅価格は今後も下落する」と述べたことを紹介した。
記事は、10月25日午後に中国で不動産市場に関するフォーラムが開催されたことを伝え、同フォーラムで馬光遠氏が「これまで中国不動産市場の発展を支えてきた人びとが住宅を売りに転じている」と指摘したことを紹介。
さらに、不動産開発における資金調達難を理由に「事業の存続を検討する企業も現れるはず」と述べ、今後5年で不動産ディベロッパーの8割が事業の停止もしくは事業の転換を迫られ、淘汰が進むと述べたことを伝えた。
また記事は、馬光遠氏の見解として、中国の8割以上の都市では住宅数が多すぎることが最大の問題だと指摘し、人口の流入が継続しない都市の不動産市場は今後も低迷するとの見方を示した。続けて、不動産を購入しようとしている投資家に対し、馬光遠氏が「住むことを目的にするのでなければ、今後3-5年は現金で保有していたほうが良い」と述べたことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの華商網は10月25日、中国の著名エコノミストである馬光遠氏がこのほど、「中国の住宅市場は今なお供給が需要を上回っており、住宅価格は今後も下落する」と述べたことを紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic
2014-10-28 15:45