日経平均は112円高スタート、アドバンテストやオムロンが買い気配

 29日の日経平均株価は、112円48銭高の1万5442円39銭で取引をスタートした。  前日のNYダウは187ドル高と4日続伸。約4週間ぶりの水準を付けている。日経平均は米国株高が波及したうえに、好決算銘柄への買いも支えとなり、100円を超える上げ幅で寄り付いた。為替市場ではドルが108円台前半とやや円安・ドル高が進行している。  個別株では、今3月期の純利益予想を上方修正したアドバンテスト <6857> や、業績・配当予想の上方修正と自社株取得・消却を発表したオムロン <6645> が買い気配。中間期の営業益を大幅上積みした東京エネシス <1945> や、9月中間期が増益予想に転じた東映アニメーション <4816> なども買い気配となっている。  今12月期3Qの純利益が36%増となり通期予想も増額したシマノ <7309> 、9月中間期の経常益が一転増益と報じられたDOWAホールディングス <5714> なども大幅高している。  一方、通期予想を修正し最終減益に転じたホンダ <7267> が大幅安となり、9月中間期の純利益が3%減となった日立物流 <9086> も大きく売られている。また、9月中間期が最終増益に転じたJR東日本 <9020> や、9月中間期の純利益が6%増となった信越化学工業 <4063> が売り気配となっている。  きょうの決算発表では、取引時間中に川崎重工業 <7012> やいちよし証券 <8624> 、阪急阪神ホールディングス <9042> など、大引け後にはヤフー <4689> や日立製作所 <6501> 、三菱自動車 <7211> 、東京エレクトロン <8035> 、任天堂 <7974> などが9月中間期業績の発表を予定している。(編集担当:片岡利文)
27日の日経平均株価は、112円48銭高の1万5442円39銭で取引をスタートした。
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2014-10-29 08:15