ホンダが年初来安値、リコールなど影響し今3月期は最終減益予想に

 ホンダ <7267> が軟調。午前9時8分に67円安(2.0%安)の3239円まで売られ、17日に付けた年初来安値3252円を下回った。  同社は28日引け後、今3月期の業績予想を修正し、嫌気されている。   通期計画の売上高は、従来予想の12兆8000億円から12兆7500億円(前期比7.7%増)に減額。営業利益は7700億円(同2.6%増)の従来予想を据え置いたものの、純利益は6000億円から5650億円(同1.6%減)に引き下げ、減益予想に転じた。  リコールの影響などによる販売不振で、今期の販売台数計画を引き下げたことが要因となったほか、利益面では為替の円高進行がプラス寄与するとみているものの、アジアの事業環境の変化で関連会社持分利益の減少を想定している。  同社の9月中間期業績は、売上高が6兆30億5500万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は3624億8500万円(同1.7%増)となった。二輪事業は欧州やアジアが好調となったが、日本で売上が落ち込み、営業利益は販管費の増加で減益に終わった。一方の自動車は、日本で販売好調となり北米の不振をカバー、コストダウン効果などで営業利益も増益となっている。(編集担当:片岡利文)
ホンダが軟調。午前9時8分に67円安(2.0%安)の3239円まで売られ、17日に付けた年初来安値3252円を下回った。
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2014-10-29 09:30