中国の鉄道関連企業が6大陸に進出 「高速鉄道輸出戦略」の一歩=中国メディア

 中国メディアの証券時報網は28日、中国の鉄道車両メーカーである中国北車が米ボストン市の地下鉄車両を受注したことについて、「中国の高速鉄道の海外輸出戦略の進展を示すもの」と伝え、中国の鉄道関連企業は南極大陸を除く6大陸すべてに進出したなどと伝えた。  記事は、中国の鉄道関連企業の2014年上半期に海外で受注した金額は1000億元(1兆7700億円)に迫ると伝え、その一例として中国南車が6月に川崎重工などとともにシンガポールで36億元(約637億円)のプロジェクトを受注したと紹介。さらに、中国北車はフィリピンで5億4000万元(約95億円)のプロジェクトを受注したと伝えた。  さらに、14年下半期においても受注ペースは落ちていないとし、10月末までに海外で受注したプロジェクトの総額は1300億元(約2兆3000億円)ほどに達すると伝えた。特に中国北車がボストン市の地下鉄車両を受注したことは、中国の鉄道関連企業として米国での初の受注だと伝え、「中国の高速鉄道輸出戦略を成功させるための第1歩」と捉えられていると伝えた。  続けて記事は、ボストン市の地下鉄車両受注によって、中国の鉄道関連企業は南極大陸を除いた6大陸すべてに進出したことになるとし、特にアフリカ大陸や東南アジアでの受注が多いと指摘。  一方で、欧州や北米は相対的に受注件数、受注金額ともに少ないとする一方、ロシアの高速鉄道プロジェクトへの参画は、欧州市場に食い込むうえでの契機になると論じた。(編集担当:村山健二)
中国メディアの証券時報網は28日、中国の鉄道車両メーカーである中国北車が米ボストン市の地下鉄車両を受注したことについて、「中国の高速鉄道の海外輸出戦略の進展を示すもの」と伝え、中国の鉄道関連企業は南極大陸を除く6大陸すべてに進出したなどと伝えた。
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2014-10-29 10:00