シマノが新高値、自動車部品・釣具の好調で今１２月期予想を増額

　シマノ <7309> が１日に付けた年初来高値を更新。午前１０時４分に７００円高（５．４％高）の１万３６５０円まで買われている。 　同社は２８日に、今１２月期の業績予想を修正。売上高は３１００億円から３１６０億円（前期比１６．６％）に増額し、営業利益は５８０億円から６１０億円（同４６．０％増）、純利益は４１０億円から４４０億円（同２５．４％増）に上積みした。 　第３四半期までに、自動車部品、釣具の両部門が好調となったことが修正につながった。自動車部品では、欧州において冬季以降の販売好調を維持。中国でのスポーツタイプ自転車の販売成長も寄与し、営業利益が５３．５％増と拡大した。釣具では、国内で７―９月期の天候不順が影響したものの、海外では円安の追い風もあり販売が順調に推移、営業利益が６３．７％増となっている。 　同社の３Ｑ決算は、売上高が前年同期比２０．８％増の２４１０億１２００万円、営業利益は同５４．５％増の４７９億６９００万円で着地した。（編集担当：片岡利文）