サムスンの「LED照明事業」 韓国国内に絞り込み=中国メディア

 中国メディアの網易財経は28日、ロイター通信の報道を引用し、サムスン電子が韓国以外の国および地域でLED照明事業から撤退すると伝えた。  記事は、サムスンがLED照明事業から撤退するとの報道に驚きを示したうえで、その理由として「2010年にサムスン電子の会長に返り咲いた李健熙(イ・ゴンヒ)氏が同社にとっての重点事業の1つと位置づけていたため」と指摘。  続けて、現在のサムスンは業績が下降傾向にあるとし、2014年第2四半期は売上高が8.9%減、純利益は19.6%減になったと指摘したうえで、LED照明市場は中国企業などの攻勢によって価格競争に陥っていると指摘。サムスンのLED照明事業撤退は価格競争によって利益率が低下していることが背景にあるとの見方を示した。  また記事は、李健熙会長が現在、心臓病を理由に入院生活を送っていることを指摘。LED照明事業からの撤退は「誰が李健熙会長の後を継ぐのか」、「サムスンをどう導くのか」を示唆する決定と伝え、後継者は必ずしも李健熙会長のやり方を踏襲するものではないことが見て取れると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの網易財経は28日、ロイター通信の報道を引用し、サムスン電子が韓国以外の国および地域でLED照明事業から撤退すると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,korea
2014-10-29 10:45