日経平均224円高、オムロンが急騰、ミクシィは利益確定売り
29日の日経平均株価終値は、224円00銭高の1万5553円91銭と大幅反発した。
前日のNYダウが187ドル高と約4週間ぶりの水準に回復。日本株はFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を前に様子見ムードが強まるとみられていたものの、米国株高が好感され買いが先行。日経平均は112円高の1万5442円で寄り付いた。
その後は国内好決算銘柄への買いが相場を下支えし、日経平均はジリ高の展開となり、午後0時台には最高値となる266円高の1万5595円まで上昇した。日経平均の終値1万5500円台は10月8日以来、3週間ぶりとなる。
個別株では、業績・配当予想の上方修正と自社株取得・消却を発表したオムロン <6645> や、中間期の営業益を大幅上積みした東京エネシス <1945> が急騰。中間期決算と自社株買いを発表した野村ホールディングス <8604> 、3月期予想を上方修正した小糸製作所 <7276> 、欧州主要国で「コラテジェン」第3相試験の開始手続きが完了したアンジェス MG <4563> なども大幅高となった。
また、中間期で営業益が6割増のニホンフラッシュ <7820> 、中間期純利益が黒字転換したケー・エフ・シー <3420> がストップ高まで買われ、中間期で営業益予想が4倍となったOak キャピタル <3113> も一時ストップ高を付けた。
一方、好決算が観測されたものの利益確定売りに押されたミクシィ <2121> が急落。通期予想を下方修正した日本トリム <6788> も大幅に売られている。
業種別では全33業種が上昇。証券、鉄鋼、鉱業、石油・石炭製品、金属製品、非鉄金属株などが大きく買われた。(編集担当:片岡利文)
29日の日経平均株価終値は、224円00銭高の1万5553円91銭と大幅反発した。
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2014-10-29 14:15