ガンホーの3Q営業益は7.2%増、「パズドラ」伸び悩みも

 ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が29日引け後、今12月期の第3四半期業績を開示した。  3Qの売上高は1328億2800万円(前年同期比14.3%増)、営業利益は734億4100万円(同7.2%増)となり、純利益は497億1500万円(同16.7%増)で着地した。  主力のスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が引き続きアップルストアなどで売上ランキング1位を継続しているほか、7月には新たなゲーム要素を加えてサービスを継続している。一方で、同ゲームのダウンロード数が国内スマートフォン契約数の約半数に達していることもあり、さらなる新規顧客獲得には苦戦しつつあるという。  また、特定子会社の全株式をソフトバンク <9984> に売却したことなどで、75億9100万円を関係会社株式売却益として計上している。  市場コンセンサスとの比較では、売上高は約47億円の未達となり、営業利益は27万円超下回ったが、純利益は44億円超の上積みとなっている。  通期業績予想については、同社は事業環境の変化もあり「算出が困難」として、開示しない方針をとっている。  ガンホーの29日の終値は、18円高の488円。(編集担当:片岡利文)
ガンホー・オンライン・エンターテイメントが29日引け後、今12月期の第3四半期業績を開示した。
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2014-10-29 15:30