任天堂、14年9月中間期は143億円の最終黒字、通期予想は据え置き

 任天堂 <7974> は29日引け後、14年9月中間期の決算を発表した。  売上高は前年同期比12.8%減の1713億9900万円にとどまったものの、営業赤字は2億1500万円(前年同期は232億7800万円の赤字)に縮小。為替差益が155億円発生したため、純利益は143億円(前年同期の約24倍)だった。ゲーム機の販売台数を前年同期と比較すると、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」が国内外で伸び悩んだものの、据置型ゲーム機「Wii U」は海外で増加した。  15年3月期業績予想は従来計画を据え置いており、売上高5900億円(前期比3.2%増)、営業利益400億円(前期は464億2500万円の赤字)、純利益200億円(同232億2200万円の赤字)を見込んだ。今期の販売目標も「ニンテンドー3DS」でハード1200万台、ソフト6700万本、「Wii U」でハード360万台、ソフト2000万本などを変更していない。  29日終値は20円高の1万1120円。(編集担当:宮川子平)
任天堂(7974)は29日引け後、14年9月中間期の決算を発表した。
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2014-10-29 16:30