日経平均42円高スタート、任天堂は上昇、ガンホーは下落

 30日の日経平均株価は前日比42円59銭高の1万5596円50銭で寄り付いた。FOMC(米連邦公開市場委員会)では量的金融緩和第3弾(QE3)の終了が決定。労働市場の判断を上方修正したため早期に利上げを行うとの観測が広がり、米国株は下落したものの、ドル・円が上昇したため、東京市場では買いが先行した。  個別では、14年9月中間期で営業赤字が縮小した任天堂 <7974> が上昇。子会社の特許取得を発表したオリコン <4800> や、「EP4拮抗薬」のがんに対する用途特許が国内で特許査定を受けたと発表したラクオリア創薬 <4579> も買いが先行した。iPS細胞作製の初期化遺伝子導入プロセスにRNA(リボ核酸)を採用と報じられたリプロセル <4978> も買われている。  半面、15年3月期で単独最終赤字100億円超と報じられたスカイマーク <9204> は売りが先行している。販売計画を引き下げ、15年3月期の売上高予想を下方修正した三菱自動車 <7211> もさえない。15年3月期業績予想を下方修正した日本合成化学工業 <4201> も軟調。14年12月期第3四半期の決算を発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> も売りが出ている。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前日比42円59銭高の1万5596円50銭で寄り付いた。
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2014-10-30 09:15