韓国の化粧品メーカー 中国市場での「ブランディング」向上に、芸能人の積極起用=韓国華字メディア

韓国メディア・亜洲経済の中国語版は10月28日、中国市場における韓国の化粧品ブランドのシェアは日本や米国のブランドのシェアには遠く及ばないと指摘する一方、韓国の化粧品ブランドは売り上げを伸ばすため韓流スターを起用していると伝えた。
記事は、韓国化粧品メーカーのアモーレパシフィック社の傘下の化粧品ブランド「マモンド」は、韓流ドラマを通じて中国で高い人気を誇る女優のパク・シネに「商機を見出した」とし、2014年4月にパク・シネをイメージキャラクターに起用したことを伝えた。
また、化粧品ブランドの「ラネージュ」は女優でモデルのソン・ヘギョをイメージキャラクターとして起用していることを紹介、「中国市場に新商品を展開する際は必ずソン・ヘギョを起用する」と紹介。ほかにも韓流スターを起用する化粧品ブランドが数多く存在することを紹介したうえで、「マーケティングに韓流スターを活用することで、中国でいち早くブランドを確立することができる」と伝えた。
続けて、中国化粧品市場における国別シェアのトップは日本だと指摘する一方、「反日感情の高まりによって日本ブランドのシェアは減少傾向にある」と指摘。日中関係が悪化し、中国人の反日感情が高まると日本ブランドの消費にも影響が出ると伝えた。
さらに、一部の意見として、現在の韓流ブームが冷え込めば、韓流スターを起用するマーケティングは化粧品ブランドにとって、逆に障害になる可能性もあると伝え、その理由として「韓流スターを起用することは化粧品ブランドが“Made in Korea”であることを明記する行為だから」と報じた。
一方で記事は「韓国の化粧品ブランドは韓流ブームが過ぎ去った時を考え、品質向上に尽力している」とし、アモーレパシフィックの関係者の話として、リピーターの獲得に向け、中国人消費者を理解するため一層努力する方針と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jade Huang/123RF.COM)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は10月28日、中国市場における韓国の化粧品ブランドのシェアは日本や米国のブランドのシェアには遠く及ばないと指摘する一方、韓国の化粧品ブランドは売り上げを伸ばすため韓流スターを起用していると伝えた。(イメージ写真提供:(C)Jade Huang/123RF.COM)
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2014-10-30 09:15