ガンホー急反落、「パズドラ」飽和状態で3Q業績が伸び悩み
ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が急反落。売り気配でスタートし、午前9時15分に41円安(8.4%安)の447円まで下落している。
同社は29日引け後、今12月期の第3四半期業績を開示。業績の伸び悩みが売り要因となった。
3Qの売上高は1328億2800万円(前年同期比14.3%増)、営業利益は734億4100万円(同7.2%増)となり、純利益は497億1500万円(同16.7%増)で着地。四半期ごとの営業利益でみると、今期は1Q(499億円)、2Q(約444億円)に対して、3Qは約197億円と減少傾向にある。
市場コンセンサスとの比較では、売上高は約47億円の未達となり、営業利益は27万円超下回ったが、純利益は44億円超の上積みとなっている。
主力のスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が引き続きアップルストアなどで売上ランキング1位を継続しているほか、7月には新たなゲーム要素を加えたサービスを継続している一方で、同ゲームのダウンロード数が国内スマートフォン契約数の約半数に達していることもあり、新規顧客獲得には苦戦しつつあるという。また、特定子会社の全株式をソフトバンク <9984> に売却したことなどで、75億9100万円を関係会社株式売却益として計上している。
なお、同社は通期業績予想については、事業環境の変化もあり「算出が困難」として、開示しない方針をとっている。(編集担当:片岡利文)
ガンホー・オンライン・エンターテイメントが急反落。売り気配でスタートし、午前9時15分に41円安(8.4%安)の447円まで下落している。
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2014-10-30 09:30