「南北統一で経済飛躍」 朴大統領が期待示すも財閥依存に危うさ
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は10日、米ブルームバーグ通信の取材に対し、南北が分断された状況が長引く続いたことで、一部国民の間で統一の重要性に対する認識が欠如していると述べる一方、「南北統一が実現すれば、韓国経済は再び飛躍することができる」との見方を示した。中国新聞社が報じた。
朴大統領は「南北の統一がいつ実現するかは誰にもわからない」と述べつつも、1日も早く統一を迎えられるよう全力を尽くしたいと述べた。ブルームバーグは「朴大統領は国民に対し、アジア第4位の経済体である韓国の資本および技術を北朝鮮の労働力および天然資源と組み合わせれば巨大なビジネスチャンスになると訴える方針」と伝えた。
朴大統領の期待とは裏腹に、今の韓国経済は危うさをはらんでいる。韓国の玄〓錫(ヒョン・オソク)経済副首相は13日、サムスングループと現代自動車グループという2つの財閥が韓国の国内総生産(GDP)の約3割に貢献するという「2極化」に危機感を示した。(〓は日へんに「午」)
韓国メディアによれば、2012年におけるサムスングループと現代自動車グループの営業利益は43兆ウォン(約4兆1990億円)に達し、すべての韓国企業の営業利益を合計した額の3割を占めた。韓国経済がサムスングループと現代自動車グループに対して過度に依存している実態を裏付けるデータであり、韓国では「経済の活力が損なわれる」として警戒の声が高まっている。(編集担当:村山健二)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は10日、米ブルームバーグ通信の取材に対し、南北が分断された状況が長引く続いたことで、一部国民の間で統一の重要性に対する認識が欠如していると述べる一方、「南北統一が実現すれば、韓国経済は再び飛躍することができる」との見方を示した。中国新聞社が報じた。
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2014-01-14 18:30