兼房は年初来高値、業績および配当予想の上方修正が株価刺激

　兼房 <5984> は３営業日ぶりに急反発し、８日の年初来高値を上回った。３０日午前に発表した１５年３月期の業績および配当予想の上方修正が好感されて急伸。後場も買いが続き、午後０時３４分には１０６円高（１４．０５％高）の８６０円を付けた。 　１４年９月中間期の売上高を８４億７０００万円から８７億６０００万円（前年同期比１０．６％増）、経常利益を６億７０００万円から１０億８２００万円（同２．７倍）に修正し、通期では売上高を１７２億６０００万円から１７６億円（前期比２．６％増）、営業利益を１４億６０００万円から１９億８０００万円（同４２．１％増）に増額した。海外の売上高が想定を上回り、生産性向上なども寄与。為替差益も計上した。 　また、期末配当は１２円５０銭から２０円５０銭に引き上げた。年間では２８円（前期は１５円）になる。（編集担当：宮川子平）