積水化が後場に業績修正、配当増額、自社株買いを発表
積水化学工業 <4204> が30日午後1時30分に、今3月期の9月中間期業績予想を開示。通期予想を修正したほか、今期の配当予想も変更している。
中間期の売上高は5459億2100万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は417億7900万円(同11.4%増)となった。計画比では、売上高は110億円を超える減額となったが、営業利益は2億円超の上積みとなっている。
海外需要などが寄与し、エレクトロニクス分野や車両・輸送分野で高機能品が販売増となり、住宅・リフォーム分野も順調に推移したという。
通期予想も修正しており、売上高は従来予想の1兆1540億円から1兆1320億円(前期比1.9%増)に減額した一方、営業利益は870億円ら890億円(同7.8%増)に上積み。高機能プラスチックの販売好調や経営効率化の進展などが寄与すると見通している。
また、今期の配当予想を変更しており、中間期・期末配当予想を従来見通しの12円から13円に増額。年間では26円(前期は23円)の計画とした。
さらに、同社は自社株買いと自己株式の消却についても発表。11月4日から12月19日までを期間として、発行済株式総数の2.35%に当たる普通株式1200万株を上限として取得する。取得価額は上限150億円となる。自己株式の消却は、自社株買いの上限と同数の1200万株を、12月25日を予定として消却する。
積水化の30日の株式は、前場は小幅高で推移していたが、一連のリリース後に急騰。午後1時31分に79円高(6.3%高)の1325円まで買われている。(編集担当:片岡利文)
積水化学工業が30日午後1時30分に、今3月期の9月中間期業績予想を開示。通期予想を修正したほか、今期の配当予想も変更している。
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2014-10-30 14:00