日経平均は104円高と続伸、円安進行で1万5600円台回復
30日の日経平均株価は前日比104円29銭高の1万5658円20銭と続伸して取引を終え、終値ベースでは7日以来の高値を付けた。
前日の米国株は下落したものの、円安が進行したため、東京市場では買いが優勢となった。前場は買い一巡後にこう着感を強めたものの、好業績銘柄を中心に堅調な銘柄が目立つなか、安倍首相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革に言及したことで思惑が流入。ドル・円が109円台を回復したことも日本株の支援材料になり、日経平均は後場から上げ幅を拡大した。
個別では、15年6月期第1四半期で大幅増益のアイスタイル <3660> や、15年3月期業績予想を上方修正した矢作建設工業 <1870> などが一時ストップ高を演じ、子会社が「マグネシウム燃料電池」の特許権を取得したオリコン <4800> 、15年3月期の業績および配当予想を上方修正した兼房 <5984> 、ベネフィット・ワン <2412> との資本業務提携を発表したデータホライゾン <3628> などはストップ高配分された。
半面、15年3月期業績予想を下方修正した日本合成化学工業 <4201> や利益予想を下方修正したアーレスティ <5852> が売られ、最終赤字幅が拡大する見通しとなったスカイマーク <9204> も軟調。ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> は第3四半期で営業利益が伸び悩んだことが嫌気されて急落した。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前日比104円29銭高の1万5658円20銭と続伸して取引を終え、終値ベースでは7日以来の高値を付けた。
japan,economic
2014-10-30 15:00