韓国経済はディスインフレか 「デフレ」に陥る可能性は?=中国メディア

中国メディアの匯通網は10月30日、オランダの総合金融機関「ING」のアジア地域担当首席研究員Tim Condon氏の発言を引用し、「韓国の期待インフレ率が予想を下回っており、マーケットでは韓国が日本のようなデフレに陥る可能性について議論されている」と論じた。
記事は、Tim Condon氏が「韓国経済が日本のようなデフレに陥る可能性が高い」と述べたことを紹介し、このほど発表された調査においても「今後12カ月間における期待インフレ率は、韓国銀行(中央銀行)が2002年に調査を初めて以来最低の水準に落ち込んだ」と紹介した。
さらに、「失われた20年」に直面した日本と、現在の韓国経済が「似通っている点」として、消費者物価指数(CPI)の上昇幅が22カ月連続で1%を下回り、中央銀行の目標値を大きく下回っている点を挙げた。
また韓国の朴槿恵大統領がこのほど「韓国経済は危機に直面しており、長期的に低迷するリスクがある」と述べたことを伝え、韓国の2014年における経済成長率が3.5%にとどまり、韓国銀行の目標値である3.8%を下回る見通しであると指摘した。
続けて記事は、「韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁を含め、一部の専門家は、現在の韓国経済はデフレではなく、ディスインフレーション(インフレが収束した状態)にあると考えている」と紹介。さらに韓国の期待インフレ率が低下しているのは商品価格の下落や中国経済の減速など外的要素によるものであり、デフレのためではないとの分析があると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF.COM)
中国メディアの匯通網は10月30日、オランダの総合金融機関INGのアジア地域担当首席研究員Tim Condon氏の発言を引用し、「韓国の期待インフレ率が予想を下回っており、マーケットでは韓国が日本のようなデフレに陥る可能性について議論されている」と論じた。(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF.COM)
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2014-10-30 16:30