日経平均寄り付きは158円高、テルモやOLC、ニコンなど買い気配
31日の日経平均株価は、158円94銭高の1万5817円14銭でスタートした。
前日のNYダウが221ドル高と大幅反発。企業の好決算のほか、米国7―9月期国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことが好感された。国内ではGPIFの日本株比率引き上げ期待も買い材料となり、日経平均は買いが先行している。
また、外国為替市場でもドルが109円台前半を付けるなど円安が急加速しており、輸出株の追い風となった。
個別株では、心臓の再生医療に使われる細胞シートの承認申請を提出したテルモ <4543> が買い気配でスタート。ディズニーリゾートの大型開発計画を発表したオリエンタルランド(OLC) <4661> や、株式分割と優待制度導入も発表したレッグス <4286> も買い気配となっている。
また、9月中間期決算を発表した企業では、ニコン <7731> をはじめ、京セラ <6971> 、JT <2914> 、カルビー <2229> 、HOYA <7741> なども買い気配で推移している。
一方、9月中間期業績の大幅増益を発表した日本ガイシ <5333> は売り気配となり、決算発表企業では住友電気工業 <5802> やダイハツ工業 <7262> も売りが先行している。
きょうの決算発表では、取引時間中にデンソー <6902> やシャープ <6753> 、三菱地所 <8802> 、資生堂 <4911> が9月中間期決算の発表を予定。取引終了後にはソニー <6758> 、日本航空(JAL) <9201> 、NTTドコモ <9437> 、東京電力 <9501> 、パナソニック <6752> などが決算を発表する。(編集担当:片岡利文)
31日の日経平均株価は、158円94銭高の1万5817円14銭でスタートした。
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2014-10-31 08:15