富士フイルムが反発、J・TECを連結子会社化する方針

 富士フイルムホールディングス <4901> が反発。午前9時16分に72円高(1.98%高)の3707円まで買われている。  同社は30日引け後、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J・TEC) <7774> の連結子会社化など複数のリリースを開示し、買い要因となった。J・TECの株価も急伸、午前9時4分に64円高の1408円まで買われている。  富士フイルムは10年にJ・TECと資本提携。子会社も含めJ・TEC株を45.47%保有しており、今年3月には提携強化を目的として新株予約権を引き受けている。  今後は11月または12月中にJ・TECの新株予約権をすべて年内に行使し、持株比率を50.33%に増加、連結子会社化するという。これにより、J・TECの財務基盤の強化を図り、再生医療製品の開発を加速。事業領域の拡大を進める方針となる。  また、富士フイルムは今3月期の9月中間期業績を発表。中間期の売上高は1兆1828億9400万円(前年同期比0.7%増)、営業利益は715億9500万円(同24.7%増)となった。同社は中間期の業績予想を開示しておらず、市場コンセンサスと比較すると、売上高は約125億円、営業利益は13億円超の上積みとなっている。  未定としていた今期の配当予想については、中間期配当を25円とし、期末予想も同額の25円とした。年間では50円(前期は記念配10円を含む50円)となる。(編集担当:片岡利文)
富士フイルムホールディングスが反発。午前9時16分に72円高(1.98%高)の3707円まで買われている。
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2014-10-31 09:30