アフリカ投資を模索する中国企業  「良好なイメージの確立と向上を」=中国メディア

 中国メディア・中国経済網は10月30日、中国企業のアフリカへの投資も増えていることを背景に、国際法律事務所「メイヤー・ブラウン」がこのほど中国企業を対象にアフリカへの投資セミナーを開催したことを伝えた。  記事は2013年における中国の対アフリカ投資の総額が190億米ドル(2兆776億円)に達したことを紹介、中国とアフリカの経済的な結びつきが強まるにつれ、中国企業のアフリカへの投資も増えていると伝えた。  さらに、中国企業はすでにアフリカの製造業や農業、金融業、食品加工業、建設業などの業種への投資を模索し始めているとしたほか、通信や交通といったインフラ建設への大規模投資も行われていると伝えた。  続けて、専門家の意見として、「近年、アフリカでは経済の改革が進んでおり、中国企業のアフリカ投資に向けて良好な環境も整いつつある」とし、アフリカ諸国で市場の障壁が取り払われ、貿易規制の緩和も行われていることから合弁企業の設立やグリーンフィールド投資も簡便になりつつあると伝えた。  一方で記事は、中国企業がアフリカ諸国へ投資する際には徹底的な調査のほか、現地の法律や社会環境を熟知する必要があるとしたほか、「アフリカにおける社会的責任をまっとうし、中国企業として良好なイメージの確立と向上を行わなければならない」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・中国経済網は10月30日、中国企業のアフリカへの投資も増えていることを背景に、国際法律事務所メイヤー・ブラウンがこのほど中国企業を対象にアフリカへの投資セミナーを開催したことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-31 09:45