三機工業に動意、アフリカ関連の材料が浮上
三井系で設備工事首位。空調衛生事業などを展開する、三機工業 <1961> は6円高の679円と底堅い動きとなっている。本日14日、三井住友フィナンシャルグループ傘下の三井住友銀行が南アフリカ2位のアブサ銀行と業務提携を拡大することで合意したと発表。日本経済新聞社では「有力な資源国であるモザンビークで資源、インフラ開発、水資源分野を中心に日系企業へのサービスを充実させる」と伝えており、三井系の同社にビジネスチャンスが広がると期待されることから、中長期的な視点で注目したい。
足元の業績、創業90周年の2015年度を計画最終年度とする5か年の中期計画に基づき、コア事業の強化(ビル空調衛生、産業空調、電気、ファシリティシステム、機械システム、環境システム)を図っているほか、成長戦略事業の拡大「ライフサイクルエンジニアリング、リノベーション、統合ネットワーク)、独自の新事業(各事業のエンジニアリングの融合、省エネルギー・新エネルギー)の実現に向け注力中で、2014年3月期業績予想は、売上高1700億円(前年同期比9.9%増)、営業利益32億円(同33.8%増)、経常利益35億円(同30.6%増)、最終損益20億円の黒字(同49億9200万円の赤字)と黒字転換を見込む。
株価は、5月22日につけた昨年来の高値711円から6月7日安値524円まで調整。その後、540円処を下値としたもみ合いから1月9日高値684円と上昇。また、今回の豪雪で、同社が雪や氷を貯蔵して目先夏に冷房・冷蔵の熱源として利用できる、新エネルギーへの取り組みが見直される可能性がある。PBR0.62倍と割り負け、9カ月移動平均線がサポートしており、高値奪回からもみ合いを上放れも期待されることから、中長期で押し目は注目されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
三井系で設備工事首位。空調衛生事業などを展開する、三機工業<1961>(東1)は6円高の679円と底堅い動きとなっている。
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2014-01-15 09:30