スポット金、2010年以来の安値に

 31日のスポット金は2010年以来の安値(1161.0トロイオンス)に下落した。日本銀行の追加金融緩和を受けてドルが上昇したことが背景となった。そのほか、木曜日のFOMC声明より資産購入プログラムを終了したことも売り勢の追い風となった。  金曜日(10/31)、日銀は金融政策決定会合で追加緩和を決め、長期国債の買い入れを「保有残高が年間約80兆円に相当するペース」に増やすほか、指数連動型上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(J-REIT)の買い入れを「それぞれ年間約3兆円、年間約900億円に相当するペース」に拡大すると決めた。追加緩和を受け、ドルが急上昇し、ドル円が7年ぶりの112.47まで買われた。  先週金曜日のWTI原油先物が続落した。続落は5週連続だった。ドル高が原油価格を圧迫したほか、石油輸出国機構(OPEC)の原油生産が1年2カ月ぶりの高水準となったことも価格の重しとなった。WTI原油12月限は一時80ドルを割れ、79.65ドルまで売られたが、その後ショートカバーが入り、80.51ドルで引けた。(情報提供:東岳証券株式会社)
31日のスポット金は2010年以来の安値(1161.0トロイオンス)に下落した。日本銀行の追加金融緩和を受けてドルが上昇したことが背景となった。そのほか、木曜日のFOMC声明より資産購入プログラムを終了したことも売り勢の追い風となった。
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2014-11-03 12:00