JALは業績修正で今期の減益幅が縮小、年初来高値を更新
日本航空(JAL) <9201> が寄り付き直後に年初来高値を更新。9月30日の高値3065円を上抜き、112円高(3.7%高)の3100円まで上昇したものの、買い一巡後は上げ幅を縮小している。
同社は10月31日、今3月期の業績予想を修正。最終減益幅の縮小などが材料視された。
通期の売上高は、従来予想の1兆3500億円から1兆3400億円(前期比2.3%増)に減額。一方、営業利益は1400億円から1580億円(同5.3%減)に、純利益は1150億円から1350億円(同18.8%減)に上積みとなった。
円安影響で旅行売上が計画を下回ったことから、売上高は小幅減額となったものの、燃料市況の下落や費用削減策の効果などで営業費用が減少し、営業利益は大幅に上方修正されている。
通期の前提レートは、為替でドルが従来予想の107円から104.6円(下期は107円)に、原油価格はシンガポールケロシンが125ドルから118.7ドル(下期は118ドル)に、ドバイ原油は107ドルから105.1ドル(下期は105ドル)に変更された。
同社の9月中間期業績は、売上高が前年同期比3.7%増の6837億7100万円、営業利益は同3.1%減の928億5600万円で着地した。(編集担当:片岡利文)
日本航空(JAL)が寄り付き直後に年初来高値を更新。
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2014-11-04 09:30