JXが通期業績予想を大幅減額、原油安など響く
JXホールディングス <5020> が4日午後1時に今3月期の9月中間期業績を開示、通期業績予想を修正した。
中間期の売上高は5兆4424億2600万円(前年同期比5.8%減)、営業利益は142億2600万円(同89.85%減)で着地。純利益は176億5900万円(同80.3%減)となった。
原油価格の下落などが影響し、売上高は従来予想に対して約2575億円の減額に終わった一方、営業利益は経費の減少などで42億円超を上積み。また、純利益は為替の円安進行による外貨建債務の評価損、投資有価証券の評価損の発生などで123億円以上の下ぶれに終わっている。
通期の業績予想は、売上高を12兆500億円から11兆7200万円(前期比5.6%減)に引き下げ、営業利益は1750億円から1050億円(同50.9%減)に減額。純利益は1200億円から700億円(同34.6%減)へと変更し、減益予想に転じている。
通期計画の前提となるレートは、原油価格はドバイ原油で1バレル当たり99ドル(下期予想は95ドル)と従来予想の105ドルから引き下げ。為替は米ドルが104円(下期予想は105円)となり、従来の101円から修正した。
JXの4日の株価は、前場に19.8円高の495円まで買われる場面があったが、業績発表後にマイナス転換。午後1時32分に7.4円安の467.8円まで下落している。(編集担当:片岡利文)
JXホールディングスが4日午後1時に、今3月期の9月中間期業績を開示、通期業績予想を修正した。
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2014-11-04 13:30