中国メーカーの自動車 「品質向上」に客観的裏づけ?=中国メディア

中国メディアの網易汽車はこのほど、自動車業界における市場調査などを提供する「J.D. Power Asia Pacific」が中国市場における新車の品質調査を行ったことを紹介し、「中国メーカーの自動車の品質が向上し、グローバルブランドとの差も縮小傾向にある」と伝えた。
記事は、自動車の品質は信頼性や安全性のほか、中古車の価格にも大きな影響を及ぼす要素だとし、中国の消費者は自動車を選ぶ基準として「品質」を重視していると紹介。
さらに、中国メーカーの自動車の品質が上昇していることを挙げたうえで、J.D. Powerの予測として「中国メーカーの自動車の品質が現在のペースで向上すると仮定した場合、2018年にグローバルブランドと同等の水準に達する見込み」と報じた。
続けて、J.D. Powerが2013年10月から14年6月にかけて、新車を購入した2万1311人の中国人を対象に品質調査を実施したことを紹介。主流メーカー別に新車100台あたりで発生した故障件数をもとに数値化し、「故障件数が少ないほど問題の発生率が低いことを意味し、品質が高いことを意味する」と伝えた。
続けて、もっとも故障件数が少なかったメーカーはフォルクスワーゲン(VW)の52件だったと伝え、続けてスバルが58件、スマートが59件、広汽トヨタが82件、東風ホンダが86件などとなったことを紹介し、主流メーカーの平均件数は110件だったと伝えた。
また記事は、中国自動車メーカーの新車100台あたりの故障件数は平均131件だったと紹介、13年度の調査に比べて24件も減少したと指摘した。さらにグローバルブランドの故障件数が13年度は104件、14年度は95件と9件しか減っていないことを指摘したうえで、「中国自動車メーカーはグローバルブランドとの差を縮めていることが分かる」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの網易汽車はこのほど、自動車業界における市場調査などを提供するJ.D. Power Asia Pacificが中国市場における新車の品質調査を行ったことを紹介し、「中国メーカーの自動車の品質が向上し、グローバルブランドとの差も縮小傾向にある」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-11-04 13:45