東洋紡は下げに転じる、通期業績予想の下方修正を嫌気

 東洋紡 <3101> は小幅高で推移していたが、4日午後1時に14年9月中間期の決算を発表し、同時に15年3月期業績予想を下方修正したことが嫌気されて売りが先行。一時4円安(2.53%安)の154円を付けた。  14年9月中間期の売上高は1723億2100万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は90億3300万円(同19.8%減)と計画を下回って着地した。フィルム事業で新設備への移管および新製品の拡大に伴う費用が増加。加えて夏場の天候不順で包装用フィルムの需要が低迷したほか、ポリエステル原料事業の撤退による費用が発生した。  下期はフィルム事業の業績回復などを見込むが、上期の費用増を吸収できない見通しで、売上高を3650億円から3600億円(前期比2.4%増)、営業利益を240億円から220億円(同4.7%増)に減額した。(編集担当:宮川子平)
東洋紡は小幅高で推移していたが、15年3月期業績予想を下方修正したことが嫌気されて売りが先行。
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2014-11-04 14:00