中国高速鉄道が「スマート化」の取り組みへ 目指すは「世界をリードする技術」=中国メディア

中国メディアの新華社は10月29日、「技術的な進化を続けている中国高速鉄道は将来的に“スマート化”に取り組む方針」と伝え、スマート化が中国高速鉄道に「新しい羽」をもたらし、大きく飛翔させるだろうと報じた。
記事は、上海でこのほど行われた物流や交通システム等に関するフォーラムにおいて、中国智能交通協会の呉忠澤理事長が「中国は現在、スマート交通システムにおける第13次五カ年計画(2016-2020年)を起草中だ」と述べたことを伝え、「検査や診断を自ら行い、さらに自己解決能力も持つ」といった智能化された高速鉄道システムの実現に向けて取り組んでいく方針であると紹介した。
また、呉忠澤理事長の発言として、交通システムの発展の方向性こそ情報化とスマート化だと主張、中国はすでに交通システムのスマート化を進め、技術的にも進歩していると主張。
続けて、中国が高速鉄道のスマート化を実現すれば「高速鉄道の安全性と信頼性、サービスの質の向上が期待できるほか、車両などの寿命を伸ばす効果も期待できる」とし、世界をリードする技術になると論じた。
記事は、2013年末における中国の鉄道総延長が10万3000キロに達し、高速鉄道の総延長が1万1000キロに達していることを紹介したうえで、呉忠澤理事長の発言を引用し、「高速鉄道に代表されるわが国の技術は、中国国内の交通システムのスマート化を推進する原動力であるばかりか、世界規模でのスマート化においても重要な役割を担う存在だ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)
中国メディアの新華社は10月29日、「技術的な進化を続けている中国高速鉄道は将来的に“スマート化”に取り組む方針」と伝え、スマート化が中国高速鉄道に「新しい羽」をもたらし、大きく飛翔させるだろうと報じた。(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)
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2014-11-04 15:00