テクマトリックスは着実に水準切り上げる、ストック型ビジネスの戦略的拡大を評価して出直り本格化
情報サービスのテクマトリックス <3762> の株価は着実に水準を切り上げている。ストック型ビジネスの戦略的拡大を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。
ネットワークやセキュリティ関連のハードウェアを販売する情報基盤事業、医療・CRM・EC・金融を重点分野としてシステム構築やクラウドサービスを提供するアプリケーション・サービス事業を展開している。ストック型ビジネスの保守・運用・監視サービス関連やクラウドサービス関連を強化するとともに、ビッグデータ分析支援のBI(ビジネス・インテリジェンス)ソリューションサービス、大規模EC事業者向けバックオフィスシステム構築ソリューション「楽楽ECインテグレーションサービス」の提供も開始している。
今期(14年3月期)の連結業績見通し(7月31日に純利益を増額修正)は、売上高が前期比4.6%増の175億円、営業利益が同3.7%減の11億50百万円、経常利益が同1.9%減の11億50百万円、そして純利益が同9.7%増の6億90百万円としている。ストック型ビジネスの戦略的拡大に向けた人件費増加で営業微減益見込みとしているが、情報基盤事業ではサイバー攻撃に対応した負荷分散装置や次世代ファイアウォール製品、アプリケーション・サービス事業ではEC関連や金融機関のリスク管理システムなどの受注が好調である。
株価の動きを見ると、6月安値468円を起点として着実に水準を切り上げる展開だ。12月2日には620円近辺のフシを突破する形で671円まで上伸した。その後は戻り一服の形となって12月20日に587円まで調整する場面があったが、切り返して下値切り上げの動きが続いている。
1月14日の終値618円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円82銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円50銭で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS460円26銭で算出)は1.3倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとして機能し始めた。強基調に転換して出直り本格化の流れだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
情報サービスのテクマトリックス<3762>(東1)の株価は着実に水準を切り上げている。ストック型ビジネスの戦略的拡大を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。
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2014-01-15 09:45