日本メーカーの電気炊飯器  値段の高さには理由がある=中国メディア

 中国メディアの中関村在線は3日、日本を訪れる中国人の間で人気の高い日本メーカー製の電気炊飯器について紹介する記事を掲載し、「日本製の電気炊飯器はなぜ高いのだろうか」と論じた。  記事は、観光や仕事で日本を訪れる中国人はしばしば友人などから「日本で購入してきて欲しい物」のリストを手渡されるとし、特に日本の電子機器や医薬品、化粧品が人気だと紹介。さらに近年、中国人の間で人気が高まっている商品として「電気炊飯器」を挙げ、その理由として「品質が良い」、「煮炊きに関する機能が多い」、「炊きあがったご飯が美味しい」ことなどを挙げた。  一方、日本の電気炊飯器は人民元換算で2000元(約3万7280円)以上の製品が一般的で、なかには1万元(約18万6400円)以上もする"高級炊飯器”もあると紹介。さらに日本には「価格を見た瞬間に桁の表示を見間違ったのではないかと錯覚してしまうほど」の高価な炊飯器もあると伝えた。  また、「先端技術が搭載されているようには見えない日本の電気炊飯器はなぜこれほど高額なのか」と疑問を呈した。さらに「日本のメーカーは暴利を貪っているのだろうか」と論じる一方で、日本メーカー製の電気炊飯器が高額なのには理由があると紹介、1つ目の理由として「日本の電気炊飯器は他国の製品よりも最先端機能が搭載されている」と指摘した。  続けて、日本の電気炊飯器には高速炊飯機能をはじめ、おかゆを作る機能、蒸気レス機能、コメ以外の食料を煮炊きできる機能など、20種類以上の機能が搭載された製品もあると紹介、「これほど高機能な電気炊飯器は中国メーカーの製品には存在しない」と伝えた。  また記事は、電磁力によって釜全体を加熱する「IH(Induction Heating)」は「コメの甘さや香りを最大限に引き出すことのできる優れた技術」と紹介しつつ、今や日本では普通の電気炊飯器ですら「IH」が搭載されていると驚きを示した。さらに、電気制御による技術だけでなく、「日本メーカーはコメを美味しく炊き上げるために内釜の素材にもこだわっている」と指摘した。  続けて、細部に至るまで極致までこだわる日本人が作る電気炊飯器によって炊いたコメは非常に美味しいと主張し、日本の電気炊飯器が高額であるのは「ちゃんとした理由がある」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中関村在線は3日、日本を訪れる中国人の間で人気の高い日本製の電気炊飯器について紹介する記事を掲載し、「日本製の電気炊飯器はなぜ高いのだろうか」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,japan
2014-11-05 08:15