日経平均は77円安スタート、業績修正のソフトバンクが売られる
5日の日経平均株価は、77円03銭安の1万6785円44銭で寄り付いた。
前日のNYダウは17ドル高と小幅反発。週末に控える米雇用統計の発表を前に、様子見ムードが強まっている。為替市場ではドル・円が小動きとなった一方、原油市場ではWTI原油先物価格が一時75ドル台まで下落した。
日経平均は前日448円高の反動もあり、売り先行で取引を開始したが、その後は下げ幅を縮小。プラスに転換している。
個別株では、今3月期の営業利益予想を減額したソフトバンク <9984> が軟調となっており、業績予想を下方修正した青山商事 <8219> や、今期の最終赤字拡大が観測されたタカタ <7312> も売りが先行している。中間期決算を発表したカルソニックカンセイ <7248> 、業務提携を発表したハーツユナイテッドグループ(HUG) <3676> も安い。
一方、業績予想の見直しを発表した日本製鋼所 <5631> が材料出尽くし感で大幅高。今12月期予想を上方修正したダイトエレクトロン <7609> や、中間期の最終赤字が220億円と発表したユニチカ <3103> も買われた。中間期純利益が市場予想を大きく超過した日産自動車 <7201> も堅調となっている。
きょうの決算発表では、取引時間中に帝人 <3401> や双日 <2768> 、旭化成 <3407> が、、引け後にはトヨタ自動車 <7203> やいすゞ自動車 <7202> 、テルモ <4543> が9月中間期決算を発表。また、サッポロホールディングス <2501> や楽天 <4755> は引け後に今12月期の第3四半期決算を発表する。(編集担当:片岡利文)
5日の日経平均株価は、77円03銭安の1万6785円44銭で寄り付いた。
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2014-11-05 08:30