日製鋼が急騰、通期計画の赤字修正で悪材料出尽くし感
日本製鋼所 <5631> が急騰。午前9時7分に33円高(8.4%高)の424円まで買われている。
同社は今3月期の9月中間期業績を発表。通期予想を修正した。
中間期業績は、売上高が941億8300万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は36億7200万円(同54.0%増)で着地。従来予想と比較して、売上高は22億円近く上積みされたが、営業利益は約3億円下回った。
また、最終損益は従来予想の30億円の黒字から一転、73億4900万円の赤字(前年同期は17億7900万円の赤字)となった。
通期計画では、売上高は据え置いており、営業利益は95億円から75億円(前期比15.4%減)に引き下げ、最終損益は60億円の黒字から45億円の赤字(前期は55億2700万円の黒字)に転じている。
同社は10月17日に、風力発電機部品の不具合対応で160億円程度の特別損失を計上すると発表。中間期・通期業績については精査中としていたため、業績修正による悪材料出尽くし感で株価に買いが入ったもようだ。
配当予想については、中間期は従来予想の2.5円から2円に減額。期末配当は2.5円の予想を据え置いている。(編集担当:片岡利文)
日本製鋼所が急騰。午前9時7分に33円高(8.4%高)の424円まで買われている。
japan,company
2014-11-05 11:15