日本が「V2H」の普及に取り組む 自動車に新しい付加価値=中国メディア

中国メディアの電動汽車時代は4日、日本では電気自動車(EV)などのバッテリーを家庭用電力として利用するV2H(Vehicle to Home)の普及に向けた取り組みが行われていることを紹介する記事を掲載し、「V2Hは自動車に新しい付加価値をもたらす可能性が高い」と論じた。
記事は、EVだけでなく、プラグインハイブリッド車(PHV)や燃料電池車(FCV)でもV2Hが利用できるよう開発が進められていると紹介。さらに、「V2Hはガソリン車では絶対にできない仕組み」としたうえで、日本では家庭の電気代を減らすこと、停電など緊急時の電源として使用可能なことを想定していると紹介した。
さらに、日本では東日本大震災にともなって行われた計画停電や、自然災害にともなう停電を背景に、家庭では太陽光などを利用した蓄電が普及しつつあると紹介、さらに自動車メーカーの予測をもとに「日本の消費者のV2Hに対する需要も盛り上がりつつある」と論じた。
また記事は、日産自動車のEV「LEAF(リーフ)」を使用したV2Hシステム「LEAF to Home」について、相対的に安価な深夜電力を使って充電し、昼間にリーフから家庭に一部の電力を供給することができると紹介。「LEAF to Home」の補助金繰り入れ後の実質負担額が33万2400円であることを紹介したうえで、「電気代を安く抑えることで、7年で初期投資を回収できる」と伝えた。
さらに、日産は「リーフ」の販売台数が世界で10万台以上に達することを背景に、「LEAF to Home」を欧米でも販売することを計画していると伝えた。特に米国では深夜電力の料金が日本よりさらに安価であることから、ユーザーは2-3年で初期投資を回収できるようになる見込みだという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの電動汽車時代は4日、日本では電気自動車(EV)などのバッテリーを家庭用電力として利用するV2H(Vehicle to Home)の普及に向けた取り組みが行われていることを紹介する記事を掲載し、「V2Hは自動車に新しい付加価値をもたらす可能性が高い」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-11-05 11:15