日水が後場急伸し新高値、中間期の計画上ブレや通期予想の増額修正を好感

 日本水産 <1332> が後場に急伸し、6月4日の年初来高値を上抜いた。午後1時16分には29円高(9.20%高)の344円を付けている。5日午後1時に14年9月中間期の決算を発表し、同時に15年3月期業績予想を上方修正した。  中間期の売上高は前年同期比3.7%増の3022億6800万円、営業利益は同93.2%増の102億5000万円だった。水産物市況が高値で推移したほか、南米の鮭鱒養殖会社で在池魚の評価益が増加するなど海外事業が好調で、営業利益は従来計画を6割ほど上回った。また、円安による為替差益や投資有価証券売却益も発生し、純利益は同85.3%増の58億9900万円と、従来の減益予想が一転して大幅増益になった。  通期業績予想の売上高は6030億円から6100億円(前期比1.0%増)、営業利益は155億円から175億円(同25.6%増)、純利益は73億円から105億円(同2.8倍)に上積みされた。(編集担当:宮川子平)
日本水産が後場に急伸し、6月4日の年初来高値を上抜いた。
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2014-11-05 13:45