韓国の消費者金融市場  貸付金額が多いのは「日系業者」=韓国華字メディア

 韓国メディア・亜洲経済の中国語版は4日、韓国の消費者金融市場において、「日系の貸金業者の貸付金額は韓国の業者より多かった」と紹介、韓国の消費者金融市場の多くを「日系金融機関が押さえている」と伝えた。  記事は、韓国金融監督院の発表を引用し、2013年末の韓国における日系業者の貸付金額は4兆9700億ウォン(約5200億円)に達し、韓国の業者の3兆5600億ウォン(約3700億円)を大幅に上回ったと紹介した。貸付金額全体に占める割合としては、日系業者が56.2%、韓国業者が40.2%となったという。  続けて、資産額が100億ウォン(約10億5200万円)以上の業者数は日系が21社、韓国系が74社であったことを紹介。さらに「貸付額1位、2位ともに”日系業者”であることは注目に値する」と指摘し、貸付額1位は2兆1700億ウォン(約2300億円)、2位は1兆2700億ウォン(約1300億円)となり、韓国の業者は5000億ウォン(約525億円)で3位が最上位だったと伝えた。   さらに、日系業者は法人より個人向けの貸し付けに力を入れているとし、日系業者の個人向け貸付金額は全体の95%にあたる計4兆7300億ウォン(約5000億円)に達したと紹介。一方で韓国業者の個人向けは全体の65.3%にあたる2兆3200億ウォン(約2400億円)にとどまったとし、「経営方針に大きな違いがあることが分かる」と論じた。  また記事は、日系業者は少額かつ高利の貸し付けによって韓国市場でシェアを獲得しているとし、日系業者の平均貸付金利は年36.8%に達し、韓国業者の平均貸付金利の年27.8%よりも高かったと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は4日、韓国の消費者金融市場において、「日系の貸金業者の貸付金額は韓国業者より多かった」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,korea
2014-11-05 15:30