トヨタが今3月期予想を修正、営業利益は2000億円の上積み
トヨタ自動車 <7203> が5日引け後、今3月期の9月中間期決算を開示、通期の業績予想を上方修正した。
中間期業績は、売上高が12兆9455億9700万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は1兆3519億4600万円(同7.7%増)となった。市場コンセンサスとの比較では、売上高で約1600億円、営業利益では約94億円の上積みとなっている。
自動車販売台数は国内で前年同期比6.4%減少したものの、海外では同2.4%の増加となり、全体では微増となった。また、営業利益の増加には原価改善努力や為替影響が寄与したという。
通期計画の修正については、売上高を従来予想の25兆7000億円から26兆5000億円(前期比3.1%増)に引き上げ、営業利益は2兆3000億円から2兆5000億円(同9.1%増)に増額した。
中間期の業績動向に加え、為替市況の変動や収益改善に対する諸政策の成果などが修正要因となった。通期の為替前提レートは、ドルが101円から104円に、ユーロは136円から137円に変更されている。
また、未定であった中間期配当は75円(前年同期は65円)とした。期末配当予想は未定としている。
トヨタ株は4日に年初来高値となる6870円を付けている。5日の終値は8円高の6808円。(編集担当:片岡利文)
トヨタ自動車が5日引け後、今3月期の9月中間期決算を開示、通期の業績予想を上方修正した。
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2014-11-05 15:45