日経平均は56円高スタート、トヨタは買い先行
6日の日経平均株価は前日比56円14銭高の1万6993円46銭で寄付いたあと、1万7000円台に乗せる場面もみられた。NYダウの上昇を好感した買いが先行している。トヨタ自動車 <7203> が15年3月期業績予想を上方修正したことも投資家心理を改善させた。米国では中間選挙で企業寄りとされる共和党が上下両院で過半数を制したことで「ねじれ」が解消。米国株式市場では、政策期待が高まって前日のNYダウが史上最高値を更新した。
個別では、トヨタが寄り付き直後に年初来高値を更新。14年12月期第3四半期で大幅増益となり、通期は経常利益予想を上方修正したサントリー食品インターナショナル <2587> も高い。15年3月期利益予想を上方修正した森永製菓 <2201> も買われている。株式分割を発表した東邦システムサイエンス <4333> や理想科学工業 <6413> も上昇した。
半面、15年3月期業績予想を下方修正した日本金銭機械 <6418> は軟調。与党がカジノ法案の今国会での成立断念と一部で報じられ、「カジノ関連」ではイチケン <1847> も下落し、前日にストップ高を付けたテックファーム <3625> は売り気配となった。
きょうの引け後は、クボタ <6326> 、スズキ <7269> 、ニコン <7731> などが14年9月中間期の決算を、日本マクドナルドホールディングス <2702> などが14年12月期第3四半期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
6日の日経平均株価は前日比56円14銭高の1万6993円46銭で寄付いた。
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2014-11-06 09:15