森永菓が高値更新、中間期営業益が急拡大、一転増益に

　森永製菓 <2201> が急騰。朝方に１７円高（７．２％高）の２５２円まで上昇し、１０月７日に付けた年初来高値２４２円を更新した。 　同社は５日引け後、今３月期の９月中間期業績を発表。売上高は従来予想から約１２億円増額となり、８８９億９３００万円（前年同期比９．５％増）に拡大。営業利益は５億円の計画を大きく上回る２２億６６００万円（同８．３％増）となり、営業増益に転じた。 　主力である食料品製造が予想よりも伸びたことに加え、原材料価格の上昇が予想より下回ったこと、広告宣伝費の下期へのシフトなどが寄与したという。 　また、通期予想を修正しており、健康部門や海外の販売計画を引き下げることで、売上高を若干の減額。１７８７億円から１７７７億円（前期比８．０％増）に修正した。一方、営業利益は、従来予想の３５億５０００万円から増益予想となる４３億円（同１１．４％増）に上積みしたものの、下期のみで見ると下方修正している。（編集担当：片岡利文）