中国の「高速鉄道事業」 世界展開の勢いと強み=中国メディア

 中国メディアの環球時報は5日、韓国メディアの韓国日報が「中国の高速鉄道関連企業がシンガポールやマレーシア、タイ、ナイジェリアなど世界中でプロジェクトを受注している」と報じたことを紹介、さらに「米国までもが中国高速鉄道の導入を検討している」と伝えたと紹介した。  また記事は、オーストラリアのシンクタンク「ローウィ国際政策研究所」傘下のウェブサイト「The Interpreter」が4日付で「中国の鉄道における野心が顕著」と報じたことを紹介し、その野心とは「モスクワやイスタンブール、シンガポール、アラスカなどを中国本土と鉄道で結ぶことだ」と指摘。  さらにThe Interpreterが「高速鉄道プロジェクトは自国の科学技術をアピールするうえで大きな影響力を持つ」と伝え、日本が新幹線で世界を驚かせてから50年が経過した今、中国は「スイスの時計産業のように、高速鉄道を自国の産業の代表にしようと考えている」と報じたことを紹介した。  続けて記事は、中国の鉄道専門家である王夢恕氏の発言として、「先進国の高速鉄道に比べ、中国高速鉄道には数多くの強みがある」とし、優秀な建設チームの存在や安価なコスト、工期の短さのほか、「資源との交換など、取引の柔軟性も強み」と伝えた。  さらに韓国の毎日経済新聞が「中国高速鉄道の発展はまさに日進月歩」と報じたことを紹介。中国初の高速鉄道が開業した2008年からわずか6年間で高速鉄道の総延長が1万1000キロに達したことを指摘したうえで、「中国高速鉄道の建設能力と価格競争力は世界一」と報じたことを伝えた。(編集担当:村山健二)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの環球時報は5日、韓国メディアの韓国日報が「中国の高速鉄道関連企業がシンガポールやマレーシア、タイ、ナイジェリアなど世界中でプロジェクトを受注している」と報じたことを紹介、さらに「米国までもが中国高速鉄道の導入を検討している」と伝えたと紹介した。(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
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2014-11-06 13:15