日経平均は144円安で取引終了、1万7000円台で上値の重さ意識
6日の日経平均株価は前日比144円84銭安の1万6792円48銭と6営業日ぶりに反落して取引を終えた。
NYダウの上昇を受けて日経平均は朝方に1万7000円台を回復した。ただ、後場に入って上値の重さが意識されると先物主導で日経平均はマイナス転換。下げ幅を一時200円超に拡大した。押し目買いに支えられて下げ止まったものの、欧州ではECB(欧州中央銀行)理事会、あすは米国で10月雇用統計の発表を控えて見送りムードも強く、戻りは限定的だった。
個別では、カジノ関連で前日ストップ高を付けたテックファーム <3625> が下落し、オーイズミ <6428> 、イチケン <1847> なども軟調。10月は既存店ベースで減収だったユナイテッドアローズ <7606> もさえない。15年3月期業績予想を下方修正したオイレス工業 <6282> も安い。中間期業績が計画を上回ったものの、15年3月期業績予想を据え置いたマーベラス <7844> の下げもきつかった。
半面、株式分割を発表した東邦システムサイエンス <4333> は急伸した。大規模な自社株買いを発表した日清紡ホールディングス <3105> も大幅高。14年12月期第3四半期で増収増益だった楽天 <4755> も物色された。15年3月期利益予想を上方修正した森永製菓 <2201> も高い。(編集担当:宮川子平)
6日の日経平均株価は前日比144円84銭安の1万6792円48銭と6営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2014-11-06 15:00