中国の自動車市場 「二桁成長」の時代は終わりか=中国メディア

中国メディアの騰訊財経は5日、世界の自動車メーカーが「中国の自動車市場における需要が減退しつつある」と警告していると伝え、10月の新車販売台数も市場の懸念を強める結果になったと伝えた。
記事は、中国汽車工業協会によるデータとして、2014年1-9月における乗用車および社用車の販売台数は前年同期比7%増にとどまったことを紹介。成長率が同13%増だった前年に比べると伸び率が6ポイントも低下していることを指摘した。
さらに、ホンダと日産がこのほど2014年度における販売目標台数を引き下げたことを指摘したほか、BMWのNorbert Reithofer(ノルベルト・ライトホーファー)CEOが「中国の自動車市場は成熟しつつあり、二桁の成長を続ける時代はもう終わった」と断言したことを伝えた。
さらに、ホンダが中国市場における販売目標を10%以上も引き下げ、90万台から80万台としたことを紹介したうえで、ホンダ側の発表として「市場全体として販売台数の伸びが明らかに減速している」と伝えた。また、日産は中国経済の鈍化および市場の競争激化を理由に、中国での販売目標台数を140万台から127万台に引き下げたことを紹介した。
また記事は、ノルベルト・ライトホーファーCEOが「中国自動車市場の減速は、中国政府が大気汚染対策として、大都市における新車登録を制限していることなどが背景にある」と述べたことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの騰訊財経は5日、世界の自動車メーカーが中国の自動車市場における需要が減退しつつあると警告していると伝え、10月の新車販売台数も市場の懸念を強める結果になったと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-11-06 15:30