ユニオンツールは年初来高値、今期の増収増益予想などを好感

　ユニオンツール <6278> は３営業日ぶりに大幅反発し、年初来高値を更新。午前１０時５５分には１９２円高（７．９８％高）の２５９９円まで上昇し、１０年５月以来の高値を付けた。増収増益予想や増配計画が好感された。 　プリント配線板用ドリルで大手の同社は１４日引け後、１４年１１月期業績予想を発表。売上高は１９６億円（前期比７．４％増）、営業利益は２５億５０００万円（同３１．６％増）、純利益は１９億６０００万円（同８．１％増）を見込んだ。また、配当は中間期・期末とも１７円の年間３４円（前期は３２円）に増額する方針。既存製品の高付加価値化や新分野新製品の開発強化などで業績の改善に努める。前提為替レートは１ドル＝１００円、１ユーロ＝１３５円。 　１３年１１月期の売上高は前期比１２．６％増の１８２億４７００万円、営業利益は同８２．０％増の１９億３８００万円、純利益は同３．０倍の１８億１３００万円で着地。従来計画を営業利益で２割強、純利益で３割弱上回った。（編集担当：宮川子平）