タカタは朝高後に弱含む、通期最終赤字が拡大、追加負担懸念も
タカタ <7312> が朝方は買いが先行したものの、その後にマイナス転換。午前10時20分に72円安(4.7%安)の1455円まで売られている。
同社は6日引け後に今3月期の9月中間期決算を発表。通期予想を修正した。中間期の売上高は3020億2100万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は147億2500万円(同11.6%増)となり、最終損益は352億4400万円の赤字(前年同期は7億6900万円の黒字)で着地した。
8月に業績修正を発表した水準から、中間期は売上高と営業利益が上積みとなったが、最終損益は赤字幅が約12億円拡大した。米国の自動車生産の好調や、為替の円安進行などが寄与したものの、最終損益ではエアバッグのリコール問題に絡む費用などが影響している。
また、通期計画については、売上高を従来予想の5750億円から6000億円(前期比7.7%増)、営業利益は270億円から280億円(同6.6%増)に増額した一方、最終赤字は240億円から250億円に下方修正した。
同社製エアバッグのリコール問題では、米国当局が本格的な調査に乗り出しおり、対象車両台数が拡大する懸念もあるほか、集団訴訟の動きもあり、追加負担の可能性が指摘されている。(編集担当:片岡利文)
タカタが朝方は買いが先行したものの、その後にマイナス転換。午前10時20分に72円安(4.7%安)の1455円まで売られている。
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2014-11-07 12:30