韓国経済の低インフレ率 「デフレにつながるのでは」と懸念=韓国華字メディア

韓国メディア・亜洲経済の中国語版は6日、韓国開発研究院(KDI)がこのほど経済報告を発表したことを伝え、「韓国国内では内需が低迷し、経済が不振に陥り、景気回復が停滞している」と伝えた。
記事は、韓国開発研究院が「韓国経済は全面的に不振」と指摘したことを紹介したうえで、「景気回復の勢いは弱い」との評価だった10月の報告よりも「韓国経済に対する強い警告となった」と伝えた。
続けて、9月の全産業生産は前年同月比1.8ポイント増加したものの、前月比では0.9ポイント減少となったと紹介。さらに製造業の平均稼働率は75.2%と「やや低い水準にとどまった」と指摘した。また、製造業の販売状況も振るわないとし、在庫率は6月の119.1%から上昇を続けており、9月は123.8%に達したと紹介した。
そのほか、消費や投資も低迷を続けているとし、9月の小売販売額指数が1.6ポイント増にとどまり、サービス業生産指数は2.8ポイント増となったものの、「民間の消費と深いかかわりのある卸売や小売、飲食などは弱さが目立った」と伝えた。
また記事は、10月の消費者物価指数が1.2%増となり、2年連続で1%前後にとどまっていることを指摘したうえで、「低インフレ率がデフレにつながるのではないかと懸念が高まっている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)jipen/123RF.COM)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は6日、韓国開発研究院がこのほど経済報告を発表したことを伝え、「韓国国内で内需が低迷しつつあり、韓国経済が不振に陥り、景気回復が停滞している」と伝えた。(イメージ写真提供:(C)jipen/123RF.COM)
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2014-11-07 13:45