小野建は年初来安値、15年3月期の利益および配当予想を下方修正
小野建 <7414> は急落し、4月11日の年初来安値を割り込んだ。7日午後2時に発表した業績予想の下方修正で増益予想が一転したことがネガティブサプライズになった。午後2時33分には83円安(7.47%安)の1027円を付けている。
14年9月中間期の売上高を898億1300万円から894億8100万円(前年同期比16.8%増)、営業利益を25億6100万円から17億2200万円(同19.3%減)に減額。通期では売上高を1867億8000万円から1882億8200万円(前期比5.4%増)に上方修正したが、営業利益は53億8200万円から34億8200万円(同27.1%減)と減益予想に転じた。
鋼材商品の販売数量は予想通りに推移したが、市況が高止まりするなかで価格転嫁が進まず、利益率が落ち込んだ。新倉庫建設で土地取得税などの経費も増加した。
今期の配当も中間期・期末ともに従来予想の20円から15円へ下方修正。年間30円(前期実績40円)に見直した。(編集担当:宮川子平)
小野建は急落し、4月11日の年初来安値を割り込んだ。
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2014-11-07 14:30