新電元が通期予想を修正、売上減額も営業益は引き上げ
7日引け後、新電元工業 <6844> が今3月期の業績予想を修正した。
通期の売上高は従来予想の1090億円から1040億円(前期比0.5%減)に減額、減収見通しに転じた。一方、営業利益は73億円から98億円(同13.4%減)に、純利益は45億円から65億円(同46.4%減)に引き上げている。
通信市場の弱含みや、不採算事業の選択受注などが売上減額の要因となったものの、損益面では為替の円安進行や、アジアの二輪車需要増加で電装品の生産性が向上したこと、構造改革の進展などの寄与を見通している。
同時に発表された9月中間期決算は、売上高が前年同期比0.3%減の504億3800万円、営業利益は同20.7%減の47億3200万円となり、従来予想と比較して売上高が11億円弱下回ったものの、営業利益は約7億円の上積みとなった。
新電元の7日の終値は8円安の693円。同社株は9月29日に781円の年初来高値を付けている。(編集担当:片岡利文)
7日引け後、新電元工業が今3月期の業績予想を修正した。
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2014-11-10 06:00