日経平均122円安で取引開始、ワタミ、ミクシィが売り先行

 10日の日経平均株価は、122円11銭安の1万6758円27銭で寄り付いた。  前週末のNYダウは19ドル高と連日での過去最高値を更新。10月米雇用統計が堅調な結果に終わったことで、買い安心感が強まった。為替市場ではやや円高が進んでいる。日経平均は材料出尽くし感による利益確定売りから、売りが先行しての取引スタートととなった。  個別株では、四半期決算が営業益3割減ながら会社計画を上回ったグリー <3632> が買い気配でスタート。1対2の株式分割を発表したWDBホールディングス <2475> や、今3月期予想を開示したSUMCO <3436> 、大規模な自社株買い発表したホシデン <6804> なども買い気配となっている。  また、受注増で9月中間期業績が大幅上積みされたニチモウ <8091> や、9月中間期の純利益が過去最高となった博報堂DYホールディングス <2433> は大きく買われている。  一方、今3月期の最終損益が30億円の赤字と見通したワタミ <7522> が売り気配となっており、今期計画を減額修正したブイ・テクノロジー <7717> や、9月中間期の売上高が8.8倍になったミクシィ <2121> も売り気配となっている。  今日の決算発表では、取引時間中に清水建設 <1803> や東京急行電鉄 <9005> が、引け後には住友金属鉱山 <5713> やSMC <6273> 、SCREENホールディングス <7735> などが9月中間期決算を発表する予定。ブリヂストン <5108> は引け後に今12月期の第3四半期決算を発表する。(編集担当:片岡利文)
10日の日経平均株価は、122円11銭安の1万6758円27銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-11-10 08:45