タカタが大幅続落、「証拠隠滅」報道を嫌気し年初来安値更新

　タカタ <7312> が大幅続落している。一時前日比２４６円安（１７．３７％安）となる１１７０円まで下落し、１０月３１日に付けた年初来安値１４００円を更新した。問題となっているエアバッグのリコール問題について、２００４年に欠陥を把握していながら検証データの削除を指示したと米ニューヨーク・タイムズが報じたため。 　同社は１１月６日引け後に今３月期の９月中間期決算を発表。リコールに絡む費用などの影響で最終損益は３５２億４４００万円の赤字（前年同期は７億６９００万円の黒字）となり、翌７日には前日比１１１円安（７．２７％安）の１４１６円まで売られていた。（編集担当：松浦直角）