サントリー食品の投資評価、ゴールドマン証は「中立」継続
サントリー食品インターナショナル <2587> に対して、15日付のゴールドマン・サックス証券がリポートを発行している。
サントリー食品の親会社であるサントリーホールディングスが13日、米国の蒸留酒大手のビーム社の全株式を取得すると発表したが、ゴールドマン証では「この買収によるサントリー食品への影響はほとんどない」とコメント。その理由として、ビーム社は清涼飲料水を一切取り扱っていないこと、また、アルコールと清涼飲料の販売チャネルが違うことなどを挙げ、「事業面ではシナジーは見込めない」と指摘する。
また、買収資金の調達において、サントリーHDによるサントリー食品株の株式売却が意識されたが、同証券では銀行借入などで資金は確保できると見ており、逆に、「サントリーHDの財務負担軽減に貢献すべく、これまで以上に業績(配当)拡大へのコミットメントが要求される」と見通している。
同証券ではサントリー食品の投資評価「中立」、目標株価3600円を据え置いている。サントリー食品の15日午後1時25分時点の株価は15円高の3305円。(編集担当:片岡利文)
サントリー食品インターナショナルに対して、15日付のゴールドマン・サックス証券がリポートを発行している。
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2014-01-15 13:30