島津製は年初来高値、配当予想の修正や上期の計画上ブレ着地など好感
島津製作所 <7701> は4営業日ぶりに急反発し、8月4日の年初来高値を上回った。寄り付き直後に110円高(11.34%高)の1080円を付けた。
10日引け後、15年3月期の配当予想を上方修正したことが好感された。14年9月中間期業績が計画を上回ったことや、11日に血液でアルツハイマー病の前兆をとらえる検査法を開発と報じられたことも支援材料になっているようだ。
配当予想は来年(15年)3月31日に創業140周年を迎えることから、期末配当に記念配当3円を加え、8円とした。年間では13円(前期は9円)になる。
14年9月中間期の売上高は前年同期比2.5%増の1416億4800万円、営業利益は同27.4%増の100億4600万円と、従来計画(営業利益で85億円)を大きく上回って着地した。通期は期初計画の売上高3120億円(前期比1.5%増)、営業利益260億円(同8.2%増)を据え置いている。
また、血液を調べるだけでアルツハイマー病の原因になるアミロイドベータというたんぱく質が脳に蓄積されているか検出できる技術を、国立長寿医療研究センターとノーベル化学賞を受賞した島津製の田中耕一シニアフェローらのチームが開発したと複数のメディアが報じている。(編集担当:宮川子平)
島津製作所は4営業日ぶりに急反発し、8月4日の年初来高値を上回った。寄り付き直後に110円高(11.34%高)の1080円を付けた。
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2014-11-11 09:45