JSPが反落、中国とタイの新工場建設も材料視されず

 JSP <7942> が反落。午前10時41分に13円安の1772円まで売られた。同社は10日引け後、中国とタイに新工場を建設すると発表したが、株価の反応は薄い。  中国では湖北省武漢市に、タイではサムットプラカーン県に、それぞれ発砲ポリプロピレン(ピーブロック)の製造工場を設立。自動車生産や家電、電気・電子部品などの生産拡大により、緩衝包装材としてのピーブロックの需要急増に対応していくという。  中国でのピーブロック製造は4拠点目となり、2017年1月の生産開始を予定。投資額は12億円程度となる。タイ工場は約6億円をかけて設立、生産開始は16年1月を予定しており、シンガポール工場から輸入していたものを同国生産に切り替える。  JSPは10月30日に今3月期の9月中間期業績を発表。同時に通期の業績予想を下方修正した。営業利益は従来予想の71億円から60億円(前期比1.8%増)へと引き下げており、以降の株価はもみ合いとなっている。(編集担当:片岡利文)
JSPが反落。午前10時41分に13円安の1772円まで売られた。
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2014-11-11 11:00